みなさんこんにちは!
あなたの無限の可能性を引き出す、ポテンシャルプロデューサーの吉田和音です。
「あなたはストレスを感じていますか?」
この記事を読んでいる皆さんの、ほとんどの方が「はい」と答えるでしょう。
職場や学校、家庭、そして友人関係…様々な場面で私たちはストレスを感じています。
では、もう一つお伺いしますね。
「ストレスは悪いものだと思っていますか?」
これも、多くの方が「はい」と答えるでしょう。
しかし、ストレスを感じることは、必ずしも悪いことではありません。
アメリカの研究例をもとに、ストレスを受け入れ、対処する方法をお伝えします。
ストレスが悪いと信じるほど、身体に悪影響が出る!?
いまこの瞬間、想像してください。
あなたは今から、お客さんに対してプレゼンテーションをしようとしています。
- 心臓がドキドキ
- 手足がガクガク
- 額から汗が吹き出る
- 口のなかが乾く
プレゼンが終わるまでは「早く終わらないかな」「質問なんてしないで~」って思っちゃいますよね。
一般的に、緊張や不安がつのると、ストレスが増えます。
そしてストレスが増えると、眠れなかったり、頭が痛くなったりと、身体に悪い影響が出ますよね。
でも実はそれ、思い込みから来ているって知っていましたか?
2013年、アメリカのTEDでこんな動画(が公開されました。
How to make stress your friend
ストレスと友だちになる方法
(日本語字幕あり)
この動画では、以下のような内容が話されていました。
3万人のアメリカ人について、8年間の追跡調査を行いました。
この研究では始めに「昨年、どれくらいストレスを感じましたか?」と質問。
次に「ストレスは健康に害になると信じますか?」と質問しました。結果、昨年にストレスを感じた人のなかで「ストレスは健康に害だ」と信じていた人たちの死亡リスクは43%(約18万2000人)。
ストレスを感じたが「害ではない」と答えた人の死亡リスクは「ストレスを感じない」人よりも低かったのです。
この結果を受けて、スピーカーの健康心理学者のケリー・マクゴニガルさんは
「ストレスは人類の敵だ!取り除こう!」という考えから「ストレスとお友だちになる」という発想に転換したそうです。
ストレス反応を起こすホルモンであなたが社交的になる?
このケリーさんのスピーチの後半で、もう一つ大事なことがあります。
それはストレスを感じた時に、脳下垂体から「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されることです。
オキシトシンとは、人を抱きしめたときに出るホルモンで「抱擁ホルモン」とも言われています。
オキシトシンは、他の人との親密な関係を強めるような働きをします。
友だちや家族との身体的な接触を強く望むようにさせたり、人との共感を高めたり、大切に思う人たちを進んで助けたり支えたいと思わせるのです。
つまり、あなたはストレスと感じると同時に、誰かをサポートしたり、誰かに愛情を注ぎたい!と思っているのです。
また、このオキシトシンは心に作用するだけでなく、身体にも良い影響をもたらします。
心臓にオキシトシンを受け取る「受容体」とよばれるものがあり、オキシトシンが心臓の細胞を再生し、ストレスによる心臓へのダメージを修復します。
心臓の機能が高められると、心臓のポンプ作用も増え、全身に血液が行き渡り、健康的な身体になるのです。
ストレスを悪者にせず、ストレスを感じる自分を認めよう
とはいえ私たちは
「ストレスで倒れそう」
「ストレスでうまく喋れない」
「ストレスで気分が落ち込む」
と、毎日感じます。
ストレスは「感じたい!」と思わなくても、勝手に感じるものなのです。
しかし、先ほどの研究結果を見ていただくと「ストレスが害だ!悪だ!」と感じれば感じるほど、あなたは「ストレスという名の病気」に蝕まれていきます。
だからこそ、いまストレスを抱えているあなたに、伝えたいことがあります。
- ストレスは自分だけではなく、誰にでも起こることだと思い込む
- ストレスを感じることは「良いこと」だと思い込む
- ストレスを感じている自分を、認めてあげる
このような考え方を取り入れてみませんか?
一気に全部できなくても大丈夫。
「今日はストレスを感じているんだな」と気づき、認めてあげるだけで、あなたは健康的になるのです。
ストレスに気づいたあなたは「素晴らしい!」
このページをご覧いただいた皆さんへ。
あなたはすでに「ストレスを感じている」と認めている人。
ストレスを感じているから、ストレスに立ち向かおうとされているのです。
それって本当に素晴らしいことだと、受け止めてくださいね。
最後に、皆さんにお願いしたいことがあります。私と一緒に、以下のフレーズを言葉に出してみましょう。
私は、ストレスと仲良くできる素晴らしい人です
少しでも、心が軽くなれば幸いです♡